車を運転中でも日焼けはするの?

「運転中は、しっかり窓を閉めているから大丈夫」
「フロントガラスがUVカットだから大丈夫」
そんなふうに、運転中の日焼けに対して、油断したりはしていませんか。

日常的に日焼けに気をつけている人でも、つい油断するのが、車の運転中です。

窓を閉めていると、なんとなく大丈夫な気になってしまう気持ちはわかります。
しかし残念なことに、紫外線はガラス越しでも届いてしまうのです。
そのため、車の運転中も、日焼け対策は必要となっています。

そこで、ここでは、運転中の日焼け対策についていくつか紹介します。
「運転中は日焼け対策していない」
「対策しているのに、日焼けしてしまう」
「どんな日焼け対策が良いのかわからない」
という人は、ぜひ、記事を確認してみましょう。

車を運転中に日焼け対策をしないとどのような事がおきる?

もし、車の運転中に日焼け対策をしないと、どのような事が起きるのでしょうか。
まず考えられるのは、次のような問題です。

短時間と対策せずに運転して日焼けしてしまう

日焼けが始まるまでの時間を、ご存知ですか。
実は、日に当たってから日焼けが始まるまでの時間は、『約3分』といわれています。
これは、想像以上に早いですよね。
3分だなんて、あっというまです。
そのため、短時間の運転だからと対策せずにいると、すぐに日焼けしてしまうのです。
もちろん、車に乗り込んでから対策をしていたら、間に合いません。
日焼け対策は家を出る前に行いましょう。

片方の腕だけ、特に濃く日に焼けてしまう

夏場になると、半袖を着る機会が多くなりますよね。
そのため日焼け対策をしなかった場合、片方の腕だけが濃く日に焼けてしまいます。
特に、通勤や、業務で運転するかたに多いパターンです。
左右で色が違うとバランスも悪いですよね。
できれば、両方の腕を日焼けから守りましょう。

日焼けをすることで、シミやそばかすの原因を作ってしまう

紫外線には、UV-AとUV-Bがあります。
このうち、UV-BはUV-Aよりもエネルギーが強いのが特徴です。
このUV-Bは、肌にシミやソバカスができてしまう原因となります。

肌の保湿機能が低下して、肌がたるんでしまう

UV-Aは肌の真皮にまで届くのが特徴です。
すると、肌に含まれるコラーゲンやエラスチンが変性したり、肌が持つ保湿機能などが低下したりします。
それによって、肌がたるんでしまう可能性があります。

車を運転する時のおすすめの日焼け対策5選!

肌に大きなダメージを与える可能性がある、日焼け。
季節を問わず、日焼けしないように気をつけたいものです。
そこで、次に、
「車を運転する時のおすすめの日焼け対策」
を紹介します。
これは夏場に限らず有効な方法となっています。
まだ取り入れていない日焼け対策はあるでしょうか。
もしあるようならば、さっそく取り入れて、日焼けを防ぎましょう。

日焼け止めを塗る

日焼け止めを塗るというのは、実に一般的ですが、効果的な日焼け対策となります。
日焼け止めを塗ると、皮膚にあたる紫外線から肌を守ってくれます。
それにより、皮膚の老化や肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。
この日焼け止めには、
・クリーム
・ローション
・ジェル
・スプレー
など、いろいろなタイプがあります。
スプレータイプは車内に放置しないよう気をつけましょう。

なお、日焼け止めには「SPF」というものが明記されています。
これは「サン・プロテクション・ファクター」という言葉の略です。
シミやそばかす、皮膚がんの原因となるUV-Bをカットする力をあらわしています。
SPFのあとには数字が記されています。
これは、
「この日焼け止めを使うことで、何も塗らない状態と比べて何倍の紫外線に耐えられるか」
をあらわした数字となっています。

カーフィルムを貼る

最近の国産車では、フロントガラスに「スーパーUVカットガラス」が使われているものが増えています。
このガラスには、紫外線を約99%カットする効果があるといわれています。
ところが、「スーパーUVカットガラス」は、フロントガラス以外には使われていないことが多いのです。
そこで窓ガラスにカーフィルムを貼ることをおすすめします。
カーフィルムを貼ることで、直射日光を遮光、断熱することができます。
ただし、道路交通法違反により、フロントガラスとフロントサイドガラスは、
「可視光線が70%以上透過するもの」
でなくてはならないと定められています。
そのため、カーフィルムを使用する際には商品を確認して購入するよう注意しましょう。

アームカバーをつける

腕の日焼けを防ぐなら、アームカバーをつけるのも効果的です。
「UVカット手袋」や、「UVアームカバー」という名称で販売されています。
安いものでは1000円前後から購入できるため経済的です。

いうまでもなく、このアームカバーでは、手や腕しかガードできません。
首や顔を覆うものではないため、防げるのは手や腕の日焼けだけです。
そのため、アームカバーを使う際には、
・日焼け止め
・紫外線帽子のカーフィルム
なども併用する事をおすすめします。

サングラスをかける

「日焼け対策」と聞くと、肌に対する対策だけをイメージしがちなものです。
しかし実際には、「目」にも紫外線対策をする必要があります。

目から紫外線が入ると、脳は、
「日差しが強いからメラニン色素を出そう」
と考えます。
そして肌にメラニン色素が生じることで日焼けしてしまうのです。

さらに問題は、それだけではありません。
また、目に紫外線が入ると、シミやソバカスの原因にもなります。
そのため、日焼け対策をするなら、運転中はサングラスをかけるようにしましょう。

UVカットの衣類を着る

さらにおすすめしたいのが「UVカット(紫外線カット)の衣類」です。
UVカットの衣類は、現在、
・カーディガン
・パーカー
・ブラウス
などさまざまなものが販売されています。

以前と比較すると、UVカットの衣類は、かなり種類が増えました。
そのため、探すのもそれほど難しくないはずです。

さて、UVカット効果のある衣類には、
・化学繊維に、紫外線散乱材が織り込まれているもの
・UV吸収材が生地に浸透させてあるもの
の2種類があります。
どちらであってもUVカットの効果が期待できます。

なお、UVカットの衣類は、「生地が傷まない限りは効果が期待できる」といわれています。
効果を薄れさせないために、生地が傷んできたら、新しいものに買い換えるようにしましょう。

車を運転する時の日焼け対策まとめ!

紫外線を浴びたら、たった3分で始まってしまう、怖い日焼け。
日焼けが始まるまでの時間がかなり短い事を考えると、
「車で少し出掛けるだけだから日焼け対策はいらない」
なんて余裕がないことがわかりますよね。

日焼けは、肌トラブルや、肌の老化にもつながる、おそろしいものです。
シミやシワ、そばかすなどで、後からいやな思いをしたくはないものです。
そこで、なるべくなら日焼けをしないよう気をつけたいものですね。

ここまで、
・日焼け止めを塗る
・カーフィルムを貼る
・アームカバーをつける
・サングラスをかける
・UVカットの衣類を着る
という、5つの日焼け対策について紹介しました。

まだ取り入れていない対策はありましたでしょうか。

いずれの対策も、それほど大きな費用がかかるわけではありません。
うまく組み合わせて、しっかり、車を運転するときの日焼け対策をしましょう。