ディーラーの認定中古車って何?
ディーラーの認定中古車とは、正規ディーラーが設けている一定の基準を満たしている中古車のことです。
中古車と一口に言っても、様々あります。
自動車の持ち主が新しく買い替えるので今ある車を処分するといった場合に処分された自動車は中古車になりますが、事故で傷だらけになり、まだ乗れるので買い取ってもらったという自動車も中古車です。
そして、中古車に詳しくない方の中には、いわゆる事故車を買わされてしまう方がいます。
事故車を購入すれば、あちらこちらに不具合が生じるかもしれません。
事故時の衝撃がどのようなものだったのか、傷を修理されたりしてしまえば、素人目には分からないからです。
ディーラーの認定中古車は、自動車のコンディション、走行距離、年式など、一定の基準をクリアし、適切な整備が行われている中古車になります。
よって、それほど自動車に詳しくないという方でも、ディーラーの認定中古車なら安心して購入することができます。
また、ディーラーの認定中古車の中には、日本自動車鑑定協会やAISといった第三者機関によって審査されているものもあります。
この第三者機関では、自動車修理がされたことがないかの修理歴の確認、自動車の下回りの確認、へこみや傷が無いかを見る外装の確認、車内はキレイに保たれているかといった内装の確認が行われます。
ハンドル動作の確認、装備類の作動の確認も、しっかりと行われます。
これら確認する項目は300程度に上ることもあり、これらの項目を調べ上げ、点数によって表示し、10段階で評価しています。
よって、ディーラーの認定中古車なら、安心して購入することができ、快適に乗ることができるでしょう。
認定中古車のメリットは?
認定中古車のメリットは、なんといっても安心して購入することができるところにあるでしょう。
中古車と一口に言っても様々な中古車があり、走行距離が長いものもあれば短いものありますし、年式が古いものもあれば新しいものもあります。
中には事故車もあるでしょう。
傷を修理されてしまえば、余程自動車に詳しい方出ない限り、素人目には分かりません。
車内もキレイに掃除されていれば、どんなに古くても良い中古車に見えてしまうでしょう。
しかし、中古車を購入するときには、様々なことを確認しなければなりません。
小さい傷はないか、あまりにも走行距離が長くないか、ハンドル操作はきちんと行えるか、真っすぐ走るか、自動車の下に擦れなどはないか、様々なことを確認しないと安心、安全に乗ることはできないのです。
認定中古車はディーラーが設けている一定の条件をクリアしている中古車なので、外観、内装、下回り、ハンドル操作、装備の動作など、様々なところを確認されています。
そして、確認した項目は点数を付けられ、その中古車にはグレードが与えられます。
よって、そのグレードを見れば、どの程度の中古車なのか、購入する方は判断することができるということになります。
中古車に対する審査は第三者機関で確認されているので、信頼性が高いと考えて良いでしょう。
だから、認定中古車は安心して購入し、乗り続けることのできるといえます。
よって、中古車を購入するときは、その中古車が認定中古車かどうかを確認すると良いでしょう。
認定中古車のデメリットは?
安心して乗れる認定中古車ですが、メリットばかりではなく、デメリットもあります。
それは、一般的な中古車よりも価格が高めに設定されているということです。
第三者機関を入れて審査していますから、当然、その費用が価格に反映されています。
また、保証が充実している傾向にあるため、その分、価格も高くなってしまいます。
さらに、販売される前に審査に通るぐらいの入念な整備がされていれば、その分も価格に反映されてしまいます。
ただ、これが本当にデメリットといえるのでしょうか?
第三者機関の審査を受け、入念な整備がされ、保証が充実している自動車なのだから、たとえ中古車とはいえども、価格はそれなりに高くて当然ではないでしょうか。
それよりも、相場よりも安く販売されている中古自動車の質を疑うべきではないでしょうか。
認定中古車は、安心して乗ることのできる中古車なのですから、価格はそれなりの設定になっているのが当然でしょう。
また、認定中古車とはいえども、やはり中古車なので、故障しないわけではありません。
走行距離が短いとはいえ、その距離は走っている自動車です。
例え車内がキレイだったとしても、以前の持ち主はたばこを吸っていたかもしれません。
また、例えプロが審査しているとはいえども、人がやることですから見落としもあるかもしれません。
だからこそ、充実した保証が付いている必要があり、逆に言えば保証が付いていない中古車は安心して乗ることができないのではないでしょうか。
認
定中古車の値引き額はどれ位出来るの?
自動車は新車を購入するにしても、中古を購入するにしても、値引き交渉して購入したほうがお得です。
新古問わず、上手に営業マンと値引き交渉すれば、値切ってもらえる確率は高いでしょう。
ただ、強引に値引きしてもらおうと考えても、値引きをしてもらうのは難しいと考えてください。
まず、提示された購入金額を基に、ローンを組むなら月の支払額を提示されるでしょう。
このときに、月々いくらまでなら払えそうだけれど、これでは少し難しいかもという顔をしてみてください。
あまりにも低い金額しか払えないといえば、営業マンは、それなら買ってもらわなくても良いという判断になるでしょう。
しかし、その営業マンの裁量で値引きできる範囲内なら、月々の支払いが少し軽くなるように、値引きをしてもらえるかもしれません。
ただ、家電などの値引き交渉と同じように、あそこの店で同じものが安く売っていたという方法は通用しないと考えてください。
中古車は1点ものなので、同じものが他のディーラーで販売されていることがないからです。
よって、値引き交渉は、あくまでその自動車について、そしてその自動車にまつわる部分で交渉すべきであり、他の店を引き合いに出してはいけません。
また、見積もり書をよく見て、自分で出来そうなことが含まれていたら、その部分を除いてしまうと安くなるでしょう。
納車費用があるのなら、その部分を除いてもらい、自分で自動車を取りに行くようにすれば良いのです。
車庫証明の代行費用もあったら、その部分を除いてもらい、自分で車庫証明を取得しましょう。
また、他のサービスを追加してもらうという方法もあります。
支払い額は変わりませんが、追加サービスを受けることができるのですから、実質、値切ったのと同じになるのではないでしょうか。
認定中古車のと普通の中古車はどちらがおすすめ?
認定集個社と普通の中古車はどちらがおすすめかというと、購入した中古車をどのように乗りたいのかで決まるのではないでしょうか。
購入した自動車に自分なりのカスタムを加えるのであれば、普通の中古車のほうが良いかもしれません。
多少の傷があっても、車内が多少汚れていても、自分で手を加えてしまうのですから問題ないでしょう。
また、カスタムの度合にもよりますが、短期間で乗り潰すということを前提とするなら、認定中古車よりも価格が安い傾向にある普通の中古車でも良いのではないでしょうか。
毎日通勤の時に乗る、自動車にあまり詳しくない、自分なりに改造を加えることなくそのままの状態で長期間乗り続けるだろうと考える方は、認定中古車のほうがおすすめです。
認定中古車は様々な審査を経て、充分な修理もされている状態で販売されています。
保証も充実しているので、安心して乗り続けるのなら認定中古車でしょう。
ただ、認定中古車は普通の中古車よりも価格が高い傾向にあります。
審査や修理代、様々な保証が付いていますが、その分の費用が価格に反映されているからです。
ただし、認定中古車であっても普通の中古車であっても、中古車は中古車ですから、故障しないわけではありませんし、前に他の所有者がいた自動車です。
前に乗っていた方がどのように乗っていたのかで品質が分かれるのが中古車ですから、認定中古車であっても普通の中古車であっても、慎重に選んでください。