自動車のローン審査の基準はどうなってるの?

自動車ローンの審査基準は、複数あります。基本的には収入や雇用タイプを確認されますが、登録されている情報も審査基準の1つです。

多くのローンで重視される収入状況

一般的にローン商品では、収入に関する状況は確認されます。

収入が一定以上を超えていなければ、難しい事もあります。

現に一部の銀行では、収入が200万を超えていなければ、ローンで借りるのも難しいです。

また収入が多いか否かだけでなく、安定性も確認される傾向があります。

収入が不安定な方々よりは、安定している方が審査に通りやすいです。

返済金額が収入の何%か審査される

自動車ローンで借りた時は、もちろん返済をしていく事になります。

現在の収入の中から、返済金に充当していく訳ですが、具体的に何%なのかが審査される訳です。

そもそもローンで借りた時の返済の状況は、人それぞれ異なります。

現在の収入の4割ぐらいは返済金にならざるを得ない方もいれば、2割程度に収まる方もいる訳です。

例えばあるローン商品は、毎月の返済額は7万円台だとします。

その7万という数字が、毎月の収入の何%ぐらいになるかは、人それぞれ違う訳です。

仮に毎月の収入が21万の方でしたら、もちろん7万円という数字は、その3割程度に相当します。

また収入が14万円の方なら、7万円は50%に相当するでしょう。

自動車ローンで審査される項目の1つは、このパーセンテージです。

基本的にはパーセンテージが低い方が、審査に通りやすい傾向はあります。

上述の21万と14万の二者を比較しますと、前者の申込者の方が、審査には通りやすい訳です。

雇用タイプも審査基準の1つ

働いている方々の雇用タイプは、色々あります。

正社員だけではないのです。

アルバイトという働き方もあれば、派遣もその1つなのです。

もちろんパート勤めもあります。

それで自動車ローンの審査では、この雇用タイプも確認される訳です。

どの雇用タイプで働いているかにより、審査の通りやすさも変わってきます。

過去の借り入れに関する記録も審査される

クレジット商品の契約をして、返済を続けて行きますと、必ず記録が残るのです。

銀行の口座に関する出金や入金を行えば、通帳に記録されるでしょう。

ローン商品でも、同じく記録が残る訳です。

基本的には返済の記録が残りますが、遅延なども対象になります。

つまり金融会社に対する返済が遅れたという情報も、全て記録される訳です。いわゆる信用情報です。

それで自動車ローンでは、その信用情報も確認されます。

上述の収入や雇用タイプだけでなく、複数の審査基準がある訳です。

自動車のローン審査に落ちる主な理由とは?

自動車ローンの申し込みをしても、審査落ちになる事例はあります。

その理由も複数あるのですが、たいていは収入や返済や申し込み件数なのです。

月収に対して返済金が大きすぎると通りづらい

例えば収入に対する、返済金の割合です。

もちろん自動車ローンで借りた後は、返済する事にはなります。

その返済の金額がやや大きすぎる時などは、審査落ちになる確率も高まる訳です。

仮に現在の収入は毎月20万円で、自動車ローンに関する毎月返済額は、12万円だとします。

この場合は、審査落ちになる確率が高いです。

金融会社としては、収入に関する毎月返済額の割合が高い方は、敬遠する傾向があります。

その割合は、大体45%ぐらいが望ましいという基準なのです。

それで上記の12万という数字ですと、月収20万に対する60%に相当しますので、45%を上回っています。

45よりも高い方々の場合は、審査落ちになる確率が高まるのです。

40%や30%という状況ですと、審査には通りやすくなる傾向があります。

過去に遅延があると落とされやすい

他にもあります。登録されている情報によっては、審査落ちになる確率は高まるのです。

上述の通り、一旦はローンで借りた時には、信用情報は記録される事になります。

その情報を確認してみた結果、遅延がある方々の場合は、審査落ちになる確率が高まるのです。

そもそも自動車ローンに関する金融会社は、必ず過去の信用情報も確認できます。

金融業界には、様々な情報を共有できるシステムが存在するので、過去の履歴も確認できるのです。

ところで金融会社としては、やはり返済できるかどうかを重視する傾向があります。

自動車ローンも例外ではありません。

金融会社がお金を貸し出しのは良いですが、仮にそれが遅延になってしまえば、大変困ってしまうのです。

それで過去に遅延の履歴がある方々の場合は、金融会社から敬遠されてしまう傾向があります。

同じ歴史を繰り返すリスクがあるからです。

遅延の過去がある方々も、審査落ちになりやすいです。

同時申し込みという理由で落とされる

それと同時に申し込んだ方々は、自動車ローンでの審査で落とされる確率が高まります。

基本的には、1つのローンに対する申し込みをする方が良いのです。

そもそも自動車ローンと言っても、色々な金融会社が提供しています。

人によっては、複数のローンに対する申し込みを行っているのです。

Aというローンに対する申し込みをするだけでなく、BやCなど複数に申し込みをしている方々も、少なくありません。

ところが複数に対して申し込みをしてしまいますと、ローンの審査に通りづらくなってしまうのです。

金融会社としては、複数社に同時申し込みをする方々は、少々敬遠しているからです。

逆に同時申し込みをしていなければ、審査には通りやすくなる傾向があります。

雇用タイプが理由で審査落ちになる

それと上述の雇用タイプです。

基本的に自動車ローンは、正社員の方が審査には通りやすい傾向があります。

パートやアルバイトという働き方の場合は、審査落ちになる確率も高まる訳です。

しかし収入の状況によっては、雇用タイプをカバーできる事もあります。

収入が比較的安定していれば、アルバイトでも問題ないという銀行もあるからです。

しかし、やはり正社員よりは審査に通りづらくなるでしょう。

ディーラーローンと銀行のマイカーローンはどららが審査が緩いの?

ディーラーと銀行は、どちらも自動車ローンは提供しています。基本的には、ディーラーの方がローンに通りやすいです。

銀行の場合は、複数の業者が関わっている都合上、やや通りづらいのです。

複数社が審査を行うので通りにくい

銀行ローンは、1つの業者だけが審査を行っている訳ではありません。

複数社が関わっているのです。その兼ね合いにより、やや審査に通りづらい傾向があります。

基本的に銀行ローンは、複数段階で審査を進めていくのです。

まずは銀行自体が、ローンに関する審査を行います。

そして銀行が完了したら、今度は別の金融関連の業者Aが、改めて審査を行う訳です。

それが完了したら、また別の業者Bが審査を行うといった具合に、複数社が審査をする事になります。

例えば、銀行で審査に通った後に、Aによる審査で落とされてしまうこともあるのです。

またAは通っても、Bで審査落ちになる事もあります。

また銀行は、金利が比較的低めです。ディーラーよりは手数料の数字が低めになっていますが、その分だけ審査基準も厳しい傾向はあります。

ディーラーは銀行よりも審査に通過しやすい

それに対してディーラーの場合は、またシステムが大きく異なります。

ディーラーが紹介してくれるローンは、銀行のように複数段階で審査を行う訳でもありません。

その兼ね合いにより、ディーラーの方が銀行よりは若干緩い傾向はあります。

金利自体は銀行よりも高めですが、その分審査には通りやすい訳です。