現代は、車を購入する人の多くがローンを組んでいます。

金利も下がって利用しやすくなりましたが、ローンを組むときに頭金はぜひ、必要かどうかが気になります。

そして、頭金を入れた方が得か損かも気になりますが、色々気になる車購入時の頭金などに関してご紹介しますので参考にしてみて下さい。

車は頭金なしで買えるの?

まず初めに車は頭金なしで買えるかどうかですが、新車でも中古車でも頭金なしでも買うことができます。

今は頭金なしの人が多くなっていて、頭金を入れる人は20%~30%程度のようです。

ただ、可能なら頭金を入れた方が何かとメリットがあり、頭金を入れるメリットには次のようなことがあります。

審査が通りやすくなる

ローン審査の基準のひとつに、借入額が年収の4割を超えていないこと、というのがあります。

年収の4割を超えると極端に審査が厳しくなりますが、頭金を入れることで審査落ちのリスクが低くなります。

ローンの支払いが楽になる

頭金を入れると、当然支払総額が少なくなり、月々の返済額も少なくなり毎月の返済が楽になります。

金利が少なくてすむ

頭金を入れることで返済する総額が少なくなりますから、その分金利が少なくなります。

他のカードローンから比較すると車のローンの金利は安く設定されてはいますが、しかし高額なローンですから、それなりの金利を払うようになります。

例えば3,000,000円のローンを金利5%で、5年払いの60回で組んだ場合の利息額は396,822円となりますから、かなり高額の金利を返済するようになります。

数字を見ると金利がこんなに高いのかと驚きますが、頭金と合わせると返済総額は3,396,822円となり、月々の返済も大変になります。

しかし、頭金を入れることで月々の返済に余裕がもてます。

また、金融機関によっては頭金を入れるとローンの金利を下げてくれるところもありますから、頭金は入れた方がなにかとメリットがあります。

ただ言えるのは、頭金を入れた方がお得になるからと、無理をしてまで手持ちのお金を頭金に入れてしまうと、返済途中で困ることも出てきます。

長い返済途中の間には、突然の出費があり車のローンの支払いに困ることが起きるかわかりません。

そんな時に手元に貯金を残しておけば困りませんが、そうでなければ返済ができずに金融トラブルを起こすとか、あるいは、車のローン以上の高額なカードローンなどを使って返済に当てるなどをすると、とかなりの損になってしまいます。

さらに、気をつけなければいけないことは、金融トラブルを起こしてあると、次のローンを組むときに、審査が通りにくくなるとか、あるいは、かなりの確率で審査に落ちてしまいます。

ローンを組む時に頭金の平均や目安はいくらなの?

頭金を入れている人の多くは、車の購入価格の2割~3割程度の金額を頭金に入れているといいます。

従って150万円の車なら45万円の頭金、200万円の車なら60万円程度の頭金を入れています。

しかし、簡単に45万円とか60万円頭金と言っても、若い人の平均年収が減った今、貯蓄0の人も多く、また、家庭を持っている場合でも貯蓄0の家庭も増えていて、頭金なしのフルローンで購入するケースが増えています。

頭金を入れるのと入れないのとではローンの通りやすさは変わるの?

先に説明したように、頭金を入れることでローンが通りやすくなります。

特にローンの金額が年収の4割を超えるかどうかギリギリの人にとって、審査が通るかどうかの瀬戸際ですから、頭金を入れておくことで審査落ちのリスクが少なくなり、審査落ちで後悔しないですみます。

審査落ちにならないためには、頭金を入れておくことがおすすめです。

住宅ローンを組んでいても車のローンは組めるの?

住宅ローンを組んでいる人は、車のローンが組めるのか心配になりますよね。また、たとえ組めたとしても審査落ちになる心配もあります。

審査落ちすると、暫くは審査は通らないとか、一定期間無条件で落とされる可能性だってあります。

しかし、心配しないでください、住宅ローンを組んでいても車のローンは組めます。

これが逆で、車のローンがあって、住宅ローンを組むときはかなり審査が厳しくなるようです。

ただ、住宅ローンを組んでいても車のローンは組めますが、年収と住宅ローンの残債の比率が一定の基準を超すと審査が通りにくくなるのはたしかです。

ちなみに、住宅ローンと車のローンの2つを一緒に組もうとする人がいますが、返済総額ではかなりの損になります。

金利だけを比べると、住宅ローンの金利の方が低いですが、しかし、住宅ローンは長期の返済になりますから、たとえ住宅ローの金利が車のローンの金利より安くても、返済総額では増えてしまいますから注意をしてください。

基本的には融資を受けるときには一定の目的での利用ということになっていますから、家を買うための資金の車も一緒に入れるということは本来は契約違反ということになるようです。

しかし、住宅ローンの会社でも家を売りたいために、調整してくれることもあります。

ちなみに、銀行系カーローンは難しいと、始めから諦めている人もいますが、難しいかどうか試してみないとわかりませんから、審査前の診断を利用して試してみてください。

低金利で借りられる可能性もあるのに、高い金利でローンを組む人も少なくありません。

車の頭金はいつ払うの?

車の頭金を払う前に、車の登録の手続きに必要な書類を契約時か、契約後7日間以内に揃えて販売店側にわたさなくてはいけません。

多くの場合では、その書類を渡すタイミングでローンの頭金を払いますが、頭金を渡すタイミングはきまっていませんから、気になる場合は、前もって聞いておいてください。

自動車ローン審査に通らない時にチェックすること

頭金がなくてもローンは組めますが、ただ、審査に落ちてしまうことがあります。

そんな時は、どうして審査落ちになったのか、次にあげることをチェックしてみてください。

  • 過去5年~10年以内に金融事故をおこしている
  • 同居家族の信用情報に金融事故の記録がある
  • 信用情報にローンやキャッシングなどを延滞した履歴がある
  • 年収に対する年間返済額の割合が35%~40%を超えている
  • 年収における借入れの割合が高い
  • 自動車ローンに申込む前後で他社に申し込んで審査落ちをしている
  • 年収が100万円~300万円以下の場合
  • 非正規雇用(派遣社員・契約社員・アルバイト・パートなど)
  • 投資収入や内職やネットビジネスが主な収入の場合
  • 勤続年数が1年~2年以下の場合
  • 自動車ローンの申込書に嘘の記載をした
  • 税金を滞納している
  • 本人だけでなく家族や同居人が反社会的勢力に関係している
  • 水商売や芸能人、スポーツ選手など安定性がない職業
  • 信用情報に記録が一切ない場合

信用情報に記録が一切ない場合は自己破産をした可能性が高いからです。

ローン会社では返済能力がない人に貸し付けて返済が滞れば困りますから、上記のようにたくさんの項目でチエックをしています。

もし、自動車ローンの審査落ちをして理由がわからない場合は、上記の事をチェックしてみてください。

もし、どうしても審査落ちの理由がわからなかったら、信用保証協会へ問い合わせてみてください。

どの信用保証協会かはローン会社に問い合わせると教えてくれます。